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物語を綴る~生きる喜びを拾いながら~

おひとり様シニアのひとり言。

「私が赦せるなら、あなた方も赦せるはずだ。」

Category映画
またTSUTAYA DISCASで旧作DVDが50円だったので、3作借りた。

昨日、地方新聞社が神父たちによる児童虐待を隠ぺいする
カトリックの組織を告発する映画「スポットライト」を観たので、
その感想をブログに書こうと思っていた。

事実に基づく映画だ。
テンポが良くて、いかにもアメリカ映画らしい爽快な終わり方で、
良かったは良かったのだけれど、
先ほど「マンデラ~自由への長い道~」を観たら、
最後不覚にも涙が込み上げてしまった。
映画で泣くのは、ものすごく久々だ。

マンデラ

「マンデラ~自由への長い道~」は、南アフリカ共和国のアパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃に尽力した
ネルソン・マンデラの自伝をもとに、その波乱に満ちた生涯を描いた映画。

弁護士から反政府活動家へ、離婚、27年間の獄中生活、離婚、
そして南アフリカをひとつにし、ノーベル平和賞受賞、大統領就任。

映画後半、釈放されてからのマンデラの言葉に惹きつけられた。
TVで暴動が止まない民衆に語り掛ける場面では、
「(27年間投獄された)この私が彼らを赦した。
私が赦せるなら、あなた方も赦せるはずだ。」
と丁寧に話す。
この場面あたりから私はなんだか胸が一杯になる。

そしてエンディングでは、
「生まれたときから、肌の色や育ち、
宗教で他人を憎む人などいない。
人は憎むことを学ぶのだ。

もし憎しみを学べるのなら、
愛を教えることもできる。
愛は、憎しみに比べ、
より自然に人間の心にとどく。」


もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできるーー
うん、うん。なんていい言葉なんだろう。
いやいや、言葉がいいのではなくて、マンデラが偉大なのだ。

私がもし投獄されて、あんな目に遭わされたなら、絶対赦せないと思う。
赦したいと頭では考えても、どうしても憎しみが心の底から湧き上がってきて苦しみそうだ。
その前に、27年も投獄されていたら心が折れてしまう。

スーチーさんの幽閉生活中もよく心が折れないものだと感じていたけれど、
やっぱり国の指導者になるような人は、良きにせよ悪しきにせよ、
どこか違うようにできているのだろう。

憎しみを煽る指導者もいて、これから世界は一体どうなっていくのだろうというときに、
この言葉はけっこう心に沁みる。



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2 Comments

デ某  

キング牧師の言葉

> 「この私が彼らを赦した。私が赦せるなら、あなた方も赦せるはずだ。」
> 「もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできる。」

仰るように 憎しみに憎しみで応酬することを煽る指導者が多い時代に、
なんとまあ心にしみる尊い言葉でありましょう。

マンデラさんの言葉から キング牧師の言葉を思いました。
1963年8月28日、ワシントン大行進での演説「I have a dream」。
私のURL欄に You tube のリンクを貼りました。
冒頭、会場を包む25万人が歌っているのは「Oh! Freedom」、
そして最後に歌われているのが「We shall overcome」。

暗殺される前夜(1968.4.3) メンフィスでの演説の一節も印象的です。

『I'm happy, tonight.I'm not worried about anything.I'm not fearing any man!
Mine eyes have seen the glory of the coming of the Lord!』

『今夜、私は幸せだ。何の怖れもない。何者も怖れない。
 私は神の来臨の栄光をこの目でみたのだから!』

2017/01/15 (Sun) 10:42 | EDIT | REPLY |   

風のフェリシア  

Re: 「I have a dream」は名演説中の名演説。

1963年は私が中学3年の歳でした。
なぜ覚えているかというと、ケネディ大統領が暗殺された歳だから。
アメリカからの衛星放送を観ていました。

「We shall overcome」は、ジョーン・バエズの歌で覚えました。
いまでもきちんと英語で歌える数少ない歌(^^;)
胸でリンリン鈴が鳴る歌ですよね!

当時まだアメリカでは、公然と人種差別が行われていたのだと思うと、
不思議な感覚になります。

ケネディが暗殺され、キング牧師も暗殺され、
でも確実にアメリカは変革を遂げましたね!

2017/01/15 (Sun) 22:23 | REPLY |   

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