2017_03
29
(Wed)22:54

なんのために生まれてきたのか。 

27日夕方、年度末のすべての資料を支援課に出し終えた子ども食堂の代表さんから電話があり、
お礼となぜやめるのかと問われたので、領収書を貼っていたノートなど返すものもあったので、
今日会う約束をしていた。

お互いの家から近いスーパーのイートインが待ち合わせ場所。
コーヒー代100円ぽっきりで済むのでベストな場所なのだ。

顔を合わせて話せる機会はきっと今回が最後と思い、
ちょうど娘のような年齢の彼女に(彼女のお母さんは私と同い年だそう)、
私から伝えたいことをきちんと伝えようと気持ちの準備をした。

私は寛容さに欠けるかもしれないこと。
短気な方だということ。

やめる理由は、第一は、もうひとつ居場所食堂をあなたが始めるといま以上に忙しくなり、
私がもっと待たされることになる。それは嫌だということ。
第二は、最初は、仕事も家庭もボランティアもで大変だなぁと応援する気持ちだったが、
もうひとつ食堂をするということで、子どもさんはどうなるの?と思ったこと。ついていけない!と。
自分自身の反省と後悔から言わせてもらうけれど、誰より、何より、我が子が一番大事よ、と。

もちろん、一方的にまくし立てた訳でなく、双方がやり取りしながらである。
婆さんがお説教をしても相手には届かないと、そこは気をつけたつもりだ。
余計なお節介かもしれないけどと前置きもした。

「おっしゃる通りです」「それはよくわかっています」
「でも、社会に貢献するために生まれてきたんだと、私は母に言われて育って来たんです。」
「自分の幸せを求めるだけでなく、社会に貢献する私の後姿を見せることが私の子育て。」
「子どもは母親だけでなく、社会のみんなで育てる」

彼女は仕事は保育士さん。お母さんも保育士さんだったそうだ。
「社会に貢献するために生まれてきた」というところで、私は思わず何度か首を横に振ってしまった。
「違う」と。
でもね、私には私のポリシーがあるように、彼女には彼女のポリシーがあるのだ。
そして、私が自分を尊重されたいように、彼女も彼女の生き方を尊重されたいはずだ。
私も自由、彼女も自由だ。

「子どもは母親だけでなく、社会のみんなで育てる」-ーー
この言葉には、「でもね、子どもにとってお父さん、お母さんは、世界にたった一人よ」と言った。

う~ん、私と彼女の間の河は、とても広くて深いようだ。

私は個人があって、個人の集まりが社会と考えている。
社会のために個人があるという考えは遠いかもしれない。
「社会貢献のために生まれてきた」と聞くと、思わず「お国のために喜んで命を賭けて戦います」を連想してしまう。

「自分のために、自分の好きなことだから、社会貢献をしたくてする。」なら、うんうんと縦に首を振ったのだろうけど。
そういえば、私は子どもたちに「あなたたちは〇〇のために生まれてきたのだから」というようなことは言ったことがない。
2人が中学生のとき、「高校の3年間で、『自分のこれ』を探すように」とは言った記憶がある。

あっ、思い出した。娘には、彼女が30代になってからだと思うが、なにかの会話から、
「私たちは、幸せになるために生まれてきたんでしょう」と言ったことがある。
娘はキョトンとしていたっけ。

幸せってなんだろう。
もちろん自分の幸せだけを求めては幸せは遠ざかる。
子ども食堂の代表さんにとっては、「社会貢献するために生まれてきて、いまボランティア活動に燃えている」
自分はきっと幸せなのだろう。そして子どもたちにもそうなって欲しいのだろう。
まず自分、まず家族があって、余裕があったらボランティアという私の考えとはまったく違う地平に彼女は立っている。

ボランティアという交差点で私たちは出会い、しばし時間を共にし、
そして、「じゃ!」と手を挙げて、それぞれの方向に別れて歩き出す。

きっとそれでいいのだと思う。

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6 Comments

遠音  

押し花とボランティア

昨日の遠音へのご返事を読んで、とても安心しました。
「子供食堂は」続けられるんですね。

子どもたちにとって大好きな 
おばちゃん 或いは おばあちゃんの存在であり続けて下さい。

フェリシアさん ゆっくりね。と 何度も私は書いたと思います。

あなたが それが贖罪だと 地域のゴミ拾いをしていた姿が
見えてきます。

そこに原点があるとすれば 難しい事は何も無いはずと
思っています。

押し花大分貯まりましたね。
押し花で作る小物を 今度はそこでして下さいね。

小物を何にするかはまた相談に乗りますね。

子供の方が 才能が?あるんですよー とてもすてきな
作品作りをしてくれます。

名刺に押し花を張ってカバーをしますね。 それを何でカバーしていますか?

昨日はカラムシをみつけて押しました。
そちらでは未だでしょうが 葉の裏の白いのが魅力的です。

旅の空は未だ開けていません。・・より。



2017/03/30 (Thu) 05:37 | EDIT | REPLY |   

わすれ草  

きちんと思いを伝えられたフェリシアさん、穏やかに話し合われたこと、大人ですね。
考えの違いは埋められなくても仕方ない、それぞれ信念があるのですから。
伝えておしまいにするのではは無く、また今後も関わっていかれるのは嬉しいことです。


昨日の新聞、「化粧」をめぐって様々な反響 と題してまた特集がありましたね。
この欄の担当者が前回の反響を見誤っていたので再特集になったのでしょうか。
今回は女子大生も少しは納得しますかね。
3人目の女子大生の投稿が私の気持ちにいちばん近いです。

2017/03/30 (Thu) 12:15 | EDIT | REPLY |   

風のフェリシア  

Re: どうも私は短気でいけません。

遠音さん、こんばんは。
子ども食堂はパソコンボランティアは辞めますが、
子ども食堂開催日には行って、料理や洗い物、お食事をするつもりです。
代表さんもそうしてくださいねとおっしゃってくださいますし。

押し花、小さい子の好きなイチゴはどうかなぁと考えているんですが、どうでしょう?
幼稚園や保育園の子の人数が一番多いので、扱いやすい大きめのものと思うのですが。
15人~20人分は材料を用意しないといけません。
なにを作るのがいいでしょう?
またアドヴァイスをくださいますでしょうか。

名刺は近くの文房具屋で「エンビシート」というのを買って貼っています。
A4サイズ1枚158円です。

押し花は貯まってきました(^^)
カラムシって、初めて聞きました。
検索しましたが、???です(^^;)

2017/03/30 (Thu) 22:35 | REPLY |   

風のフェリシア  

Re: 私でなく、彼女が大人なのでは?

代表さんはアメリカに留学経験があります。
だからか、お互いに自分の意見を言い合うことには抵抗がないように感じました。
その点は、すばらしいですね。
超多忙な中をやり抜いていく強さもすばらしいです。

> 考えの違いは埋められなくても仕方ない、それぞれ信念があるのですから。
これは本当にそうですね。
いまは私の言葉が届かなかったようですが、いつか思い出してくれるかもですし、
お互い自分の考えを言えたのは良かったです。

新聞、一日遅れで読んできました!
やっぱり反響が大きかったのですね。
私も3人目の女子大生の意見がいいと思いましたが、
実際に大概の場面を自分の意思ですっぴんで通してきた女性の意見はなく、
私たちはとことんマイナーなのだと実感しました(^0^)

2017/03/30 (Thu) 22:43 | REPLY |   

雲です~!  

代表さんは凄い!

社会貢献するために生まれてきた!そんな言葉がすらりと出てくる代表さんは凄い方だなと思いました。だから準備も大変なこども食堂もやっていけるんですね。
キチンと話されたフェリシアさん、良かったと思います。
先日新聞でみたのですが、就職活動する学生さんにいろんな企業の偉い方が意見を書かれていて、自分にとって大事なものは何か、本当にしたいことは何か、いつもそれを考えていれば失敗はあるかもしれないけど、後悔はないように思います。ということを書かれていました。ぶれてる私はこれを心に置いておこうと思います。この年で・・アハ・・      
フェリシアさんの押し花、素敵です!綺麗にできるのはきっと几帳面なのですね(^_-)-☆

2017/03/31 (Fri) 23:30 | REPLY |   

風のフェリシア  

Re: 確かに凄い面もありますね!

何のために生まれてきたかを答えられる人って少ないと思います。
その点、彼女は凄いと思うし、その信念に従って現実にやり抜いていることも凄いです。

だけど、私はそれがお母さんの言葉だったことが気になります。
「社会貢献をするために生まれてきたんだからと、ずっと母に言われて育った」と。
彼女、お母さんに褒められたくて、無理しているんじゃないかなと。

話の途中で子どもさんから電話があり、「ご褒美ちょうだい」と言われたとか。
「ご褒美、ご褒美って、私がご褒美が欲しい(笑)」と苦笑していました。

「自分にとって大事なものは何か、本当にしたいことは何か、いつもそれを考えていれば失敗はあるかもしれないけど、後悔はないように思います。」

これって、男性の言葉ではないですか?
なぜって、女性はどうしても家族の都合で本当にしたいことができなかったりするから。
たとえば、夫の転勤で退職せざるを得ないとか、姑さんの介護で趣味を諦めるとか。
私は、後悔だらけだわよ~。

2017/04/01 (Sat) 00:09 | REPLY |   

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