万引き家族

9年ぶりに映画館で映画を観た。しかも日本映画。洋画ファンの私としては大変珍しいこと。映画館の場所、チケットの買い方、座席の探し方、すべてわからなくてマゴマゴ。でも、なんとか映画が始まる前に着席できた。まったく作為のないドキュメンタリーを観ているかのように、貧しい家族の日常が淡々と描かれる前半。リアル過ぎて、その家族の一員として自分も一緒に毎日を生きているような錯覚を起こしそうだ。一人ひとりの存在感...

「ぼくの妻と結婚してください」

ぼんやりと映画「ぼくの妻と結婚してください」を観てしまった。放送作家の主人公三村修二はすい臓がんの末期で余命半年と宣告される。その半年間で妻と一人息子のために何が出来るかと考えて、修二は驚くべき発案をする。自分が死ぬまでに、妻と結婚してくれる理想の男性を探し、妻と息子を託そうというのだ。妻や息子の気持ち・希望を確かめることもせず、妻をいいヤツと再婚せさえすれば幸せだろうという思い込みだけで動く修二...

ホーキングさんの伝記的映画「博士と彼女のセオリー」

今日は抗がん剤治療の日だったが、帯状疱疹が悪化するという理由で4月4日に延期になった。帰宅は4時~5時と覚悟してお弁当も持って行っていたのだが、11時には家に着く。早めの昼食にお弁当を食べて、スティーブン・ホーキング博士の半生を描いた映画「博士と彼女のセオリー(原題:THE THEORY OF EVERYTHING)」を観た。ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインは、この映画でアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。ケン...

「セッション」-狂気と紙一重の世界

気分転換に映画を観た。「セッション」ーアカデミー賞の助演男優賞・編集賞・ 録音賞を受賞している映画だ。偉大なドラマーになることを夢見て、アメリカの最高の音楽学校に入ったニーマンは、この学校で最も才能ある指揮者フレッチャーに認められる。鬼教官フレッチャーの常軌を逸する指導に、血でドラムを染めながらどこまでもついて行き、最高峰を目指すニーマン。2人ともほとんど狂気の世界に足を踏み入れているとしか思えな...

思想を貫いたのか?それとも名声を取ったのか?

先日のブログで(平塚らいてうって凄いと今ごろ気づく)、平塚らいてうが事実婚だったことを知り、ボーボワールに言及した。そのとき、かっての私たちの仲間で、おそらくは一番本を出しているであろう○○ちゃんが、その昔「ボーボワールは子どもを産めなかったとこが、彼女の限界」と言ったことを思い出した。191010~20年代に、事実婚で夫婦別姓を貫きながら子どもを産み育てた平塚らいてうの方がある意味進んでいたのでは...